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寒い季節の体調管理は「冷え」対策から

明日のすまいる健康情報

手足が冷えて眠れないなどの「冷え」に悩まされている人は少なくありません。 「冷え」は冬の不調の原因にもなるため、 元気に冬を乗り切るためには対策が欠かせません。

冷えは万病のもと寒い時期はとくに要注意

「冷え」とは、血液の流れが悪いため毛細血管へ血液が流れにくくなり、手足などが冷えてしまう状態のこと。手足のしびれ 、肩こり、不眠、腰痛といったさまざまな症状を引き起こします。とくに気温が低いこの時期は、血行がとどこおりがち。全身の細胞に酸素や栄養が行き届きにくくなり、免疫力が低下するなどの不調につながってしまいます。

  • ●イライラ   ●頭痛   ●不眠   ●手足のしびれ
  • ●首こり   ●肌荒れ   ●頭痛   ●肩こり   ●膀胱炎
  • ●生理不順   ●便秘・下痢   ●手足のむくみ   ●腰痛

 

※病気などが原因となっている場合もあります。長く続く場合は医療機関で受診しましょう。

冷えの主な原因

1.自律神経のバランスの乱れ

  • 急激な温度差が原因

寒い外と暖かい室内など温度差の激しいところを行き来すると、自律神経に負担がかかり機能が低下することがあります。ストレスや不規則な生活も要注意です。

 

【自律神経には交感神経と副交感神経の2つがある】

自律神経は交感神経と副交感神経に分けられ、お互いにバランスをとるように働いています。交感神経は、日中、家事や仕事に取り組んでいる時などに活発に働き、副交感神経は、眠っている時などリラックス時に働いて心身を休息に導きます。こうして体をベストな状態に保っているのです。

 

2.筋肉不足が体を冷やす

  • 女性だけでなく、男性も注意を

冬は体を動かす機会が少なくなりがち。体が生み出す熱のおよそ6割は筋肉でつくられています。運動不足だと筋肉量を維持できず、つくられる熱も少なくなってしまいます。できるだけ体を動かして筋肉量を維持するよう努めましょう。

生活を見直して冷え対策を

冷え対策は難しいことではありません。今の生活をちょっとだけ見直して、冷え対策を暮らしに取り入れてみませんか。

【食事を見直す】

栄養バランスのよい食事に体を温める食材を取り入れる

食材や食品には体を温めてくれるものと体を冷やしてしまうものがあります。とくに、寒い時期は、体を冷やす食材を取り過ぎると冷えがますます進んでしまいます。スープにしたり煮込むなどして温めて食べましょう。

  • 【体を温める食材】

主に冬にとれる根菜類や北国でとれる食材は体を温めます。茶色や黒などの濃い色のものが多く含まれます。

  • ●ショウガ   ●ネギ   ●ニンニク   ●ゴボウ   ●カボチャ
  • ●カブ   ●タマネギ   ●ピーマン   ●シソ   ●コショウ
  • ●山椒   ●黒豆   ●小豆   ●玄米   ●餅米

  • 【体を冷やす食材】

暑い地域でよくとれる野菜類や土から上に実がなるもの、生で食べられる野菜などが代表的です。

  • ●トマト   ●キュウリ   ●ナス   ●セロリ   ●柿
  • ●梨   ●マンゴー   ●スイカ   ●蕎麦   ●小麦
  • ●白砂糖   ●ハチミツ   ●牛乳

●気を付けたい間違ったダイエット●

食事制限によるダイエットは、筋肉をつくるタンパク質が不足し、筋肉が減少してしまうことも。すると、体の中で熱がつくられにくくなり、いっそう体を冷やすことになります。ダイエットをするときは、栄養バランスを損なわないよう気を付け、筋力トレーニングも行いましょう。

【適度な運動を習慣化する】

ウォーキングで血流を促進!下半身の筋肉も鍛えましょう

血流を良くするには、適度な運動を行いましょう。たとえばウォーキングのような生活に取り入れやすい運動から始めると無理なく続けられます。下半身の筋肉を鍛えるには、もも裏にきくストレッチや、スクワットなどの筋力トレーニングもあわせて行いましょう。

【じっくり入浴する】

夜はぬるめのお湯につかって副交感神経を優位に

お風呂では湯船につかって体をじっくり温めましょう。38〜40℃のお湯にじわっと汗をかくくらいまでつかります。温熱効果はもちろん、リラックスして副交感神経が優位になり、全身の血行が良くなります。

【ストレスを解消する】

リラックスする習慣を!笑うのも効果的

強いストレスにさらされると交感神経が優位になり、末端の血管が収縮します。すると血流がとどこおり手足の冷えにつながります。ストレスを感じたときは、景色を眺めたり、背伸びをしたりしてリラックスを。笑うこともストレス解消につながります。

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